中高一貫校。 中学受験は、「入学後」が大切。 ここからがスタートだと自覚する。

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 中学受験も終わり、4月から新学期。
「合格」して嬉しい限りですが、ここからが正念場。

ここから、戦いの火ぶたが切って落とされる、とまでいうと大袈裟ですが(笑)、
「場合」によっては、それぐらいの覚悟が必要かも。

え? どんな「場合」?
という感じですが、こんな場合です。 ↓  

(この過去記事の、内容をサクッと書くと、
中高一貫校の中でも、偏差値の高い私立など、学校によっては、「成績不振」というだけで、学校にいづらくなったり、コース替えや15歳(中学卒業時)で外部高校の受験を勧められたり、
中高一貫校の成績下位(深海魚さん)は大変な思いをする場合もあります、という記事です。)

 公立の小学校から中学受験をして中高一貫校に合格した子供には、新しく体験する世界になるのですが、
公立の小学校と、私立中高一貫校との大きな違いは、

そこにいる教師陣にとって、
「生徒をどれぐらいの人数、難関大学に入学させたかどうかが、死活問題」だと感じているかどうか、かもしれません。

 難関の中高一貫校を調べると、まず出てくる、

東大 何名合格!
京大 何名合格!
医学部 何名合格!

みたいな数字。
この何名という数字を上げることに、先生方の目の色が変わる。
そんな中高一貫校同士の競い合いの世界。

そのプレッシャーの中で、教師も働いていて、
「あのクラスの、テストの平均点が一番だ」とか、
クラスを「勉強する集団」にすることが、先生の仕事だったり、

大学受験には、「合格か、不合格か?」というハッキリとした分かれ道があり、
大学の難度レベルも、偏差値の数字で明確に分かり、
勝ち組か?負け組か?というような、学校査定が、毎年の大学の「合格者数」で世間に評価される中高一貫校。

公立の小学校のように、「成績が良い子も悪い子もいる、みんな違って、みんないい」、
と平和には言っていられない雰囲気の学校もある、ということだと思います。
(中高一貫校が、すべてそうだということではありません)

そういう難関中高一貫校に入学した子供たちが、
入学したら勉強せずに遊べる、ハズもなく、ここからがスタート。

だいたい、ハイレベルな中高一貫校に入学する子供達は、幼いころからそういうことを知っている親や塾に育てられて、
そもそも「勉強をするモチベーションが、すでについている子供達」が入学する場合が多いのですが、
全くそういう情報や自覚が無く合格して入学する(「うっかり合格」と言われたりします)子も、もちろんいて、
そういう子ども達が、入学後に現実(成績が悪いというだけで学校にいづらくなる可能性があること)を知る、ということも多いようです。

中高一貫校は、「勉強ができない」ということが理由でやめていく子もいる世界。

「学校は勉強を教えてくれるところ」ですが、
集団授業で、そのレベルについていけないと、
中学時代には、「そのままその中高一貫校の高校に進学できるか?」ということが問題になり、
(レベルに達していないと、外部の高校受験を勧められることもあり、「15歳で肩たたき」と言われたりします)

gendai.ismedia.jp

 成績の良い子たちの中には、あまり勉強をしなくても問題が解けてしまう子もいるのですが、
ある一定の年齢が来た時に、それでは通じなくなって
逆に、それで勉強する習慣がないことがアダになって、成績が落ちてしまったり、

入学した時から成績が低いことで、クラス担任から指導が入り、
その学校にいられるか?という不安をずっと抱えることになったり、
いろいろなパターンがあると思いますが、

この学校は、「成績を上げ続けるように毎日勉強し、努力しなければ安泰ではいられない学校なのだ」という意識を、早めに持っておいた方がいいと思います。

 

  

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