成績の上げ方。 中高一貫校。 深海魚さんの脱出法の一つは、「公文」。

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 前回記事、『中高一貫校。 「深海魚」から抜け出す方法。』で、

学校の「深海魚」(成績下位)から抜け出すには、
「今の学校の進度」に惑わされず、
「今のテスト範囲の成績」を上げようとすることだけにとらわれず、

今の「自分の実力」のところに立ち返って、
そこの勉強から始めて、コツコツと進むこと。
というような内容の記事を書きました。

 例えば、今、学校でクラスメイトが中学校3年生の授業を受けていても、
自分の実力が中学校1年生のところであれば、
中学校1年生の問題集を解く。

中学校1年生の1ページ目が分かっていれば、
1ページ目を復習して、2ページ目に進む。
2ページ目が分かれば、3ページ目に進む。
というふうに、今の自分の実力を、着実に上げていくことが大切だと思います。

で、それをある程度、確実にしてくれる、良い教材の一つが、「公文」だと思います。

教材や学習法は、人それぞれ、合う人も合わない人もいるので、
一概には言えないところですが、

公文教材は、例えば小学校一年生レベルをA教材、二年生をB教材、三年生をC教材…、
などと区切っていて、
勉強して実力が上がっていくと、教材が進むので、
今、自分がどのレベルの教材を勉強してるかが、良く分かります。

中学校1年生レベルのG教材、2年生のH教材、3年生のI教材、というのも分かりますし、
さらに、国語だとG教材のプリントに1~400番まで番号がふってあるので、
G教材の中でも、どの程度進んだ位置にいるのかが明確です。
(英語も400枚ですが、数学は1~200番までの200枚。それぞれ教材、レベル等によって変わります。) 

 深海魚さんの苦しみや、問題は、
レベルの高い周りの子供たちに囲まれてテストをされるため、
たとえば0点だったり、5点や10点を取った時に、
「自分はこの中で、まったく勉強について行っていない」ということだけが分かり、
自分の成績が低いということだけが知らされて、
そもそも、自分の立ち位置、レベルが、分かりにくくなって不安になってしまうことにあると思います。

ただ、そのテスト自体、
中学校3年生で、高校レベルの問題を出していたり、
中高一貫校の問題の難度が高く、
普通の中学校3年生では、解けなくて当たり前とか、大半の子供が解けないという問題も含まれているので、

中学校3年生のテストで0点を取るとしても、
別の学校の中学校3年の問題とは違い先取り学習(中高一貫校は、3年制の公立中学校とは違う独自のカリキュラムで授業するところも多いようです)。
本当に勉強できなくて0点とは限らないことがあります。 

まず、自分のいる位置を正確に知ること。
そして、無駄に落ち込まず、着実にそこから上げて行けばいいこと、が解り、
さらに、そのために次に解けば良い具体的な問題(何をすればいいか)が、

明示されているのが、公文。

自分に合ったプリントを見つけて、そこから着実に、一歩一歩(一枚一枚)上に上がっていける。 

「公文」は、学校の教科書には必ずしも対応していません。
独自の勉強する順番があって、
公文式の順番で、生徒が理解しやすいようにシステム化されています。

公文の問題の特徴は、

ほとんど、説明がないこと。

教科書や参考書のように、一つ一つを理論的に解説して教えていくというスタイルではなく、

練習問題を繰り返すことで、考え方が理解できるようになる。

とても実践的な教え方であることだと思います。

 公文の教材は今や、グローバル。

世界、50を超える国と地域に広まって使われているそうですが、
それだけ、公文の実力は高いのだと思います。

 このスタイルが、必ずしも子供達全員に当てはまるわけではなく、
それぞれの個性があって、取り組みやすい子も、そうでない子もいると思いますが、
紙で着実に、今いるところから実力を上げていける教材。
深海魚さんになっても、そこから底上げ。
勉強の実力をつける、選択肢になると思います。

 

 

なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?(祥伝社新書)

なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?(祥伝社新書)

  • 作者:おおたとしまさ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2017/02/02
  • メディア: 新書
 

 

 

  

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