決められない。 優柔不断。
そして、決められるようになりたい人に、
即断即決する方法を教えてくれる本。
即断即決をすると大きなメリットがあり、
それができないと、どんなデメリットがあるか、ということも書いてあるのですが、
『自分はやりたくないのに、誰かにやらされていることをやる人のことを「奴隷」といいます』、
まずは自分が奴隷と同じだと気づくこと、等々、
現状の問題点にも気づかせる知識がつき、
そもそも、問題と思っていなかったことが問題、
というようなことも分かるように、親切に書かれてました。
もしかたら、自分って、奴隷かも?
ということに気づくかも。
知識をつけることで、
物事を決めるのに、「自分の意志を、強く持たなければ!」というような強い決心や、
気合いも、必要なく、
ほぼノウハウと慣れで、即断即決が出来るようになる方法を教えてくれる感じです。
「即断即決」に強い意志や判断力が必要なのではなく、
「事前準備」で、難なく誰でも多くの方に出来るようになる方法が書いていました。
物事を決めるのに必要なのは、
右か左か、分からない中でどちらかを決める「バクチ」のような決断力ではなく、
清水の舞台から飛び降りるような、イチかバチかてきなドキドキ感でもなく、
(そんな感じで決めていた、ということが問題ですが(笑))
事前の想定と、冷静な分析による、
もっと心穏やかな、誰にでもできる、流れ作業だったことをこの本で学び、
「即断即決」って、思っていたより易しい作業で、
こういうことだったんだということが分かり、
救われた気持ちになりました。
本に書いてあるとおりの練習や、
多少の慣れは必要ですが、
そのノウハウを教えてもらえたことに感謝。
繰り返し読んでノートにまとめてしまった一冊。
即断即決をすると、いかに人生で有利になるか、ということも熱く書かれていますが、
本当に「決められるようになること」、
決められないことのデメリットを体験して、
決められる人になりたいと思う人は多いので、
読みたい人が多いだろうなと感じる、一冊だと思います。