本当にしたいことがあるのに、ずっと出来ないままでいる。
いつかしようと思いながら、出来ていないことがあったり、
「自分には、本当は才能があるのではないか?」と思いながら、それを開花させることが出来ないまま数十年が経過中。というような現状の人には、ぜひ読んでいただきたい名著。
実際に、才能を開花させるスキル、やり方が書いてあって、
個人的には、世界的名著でずっと売れているロングセラー、大ベストセラーの『デール・カーネギーの「道は開ける」』ぐらいとても価値のある内容に思いますが、
本の書き方てきに、「この本の内容を実行することが、いかに人生に有益か」ということについて語られている比重が多すぎて、
肝心の「何をすればいいのか?」という内容が、パッと簡単に分かりやすく伝わってきにくいことと、
原作に書かれた英語にあるていど忠実に訳さないと、すぐに「原作と訳が違う」という批判があがるため?、書かれている日本語が、(普段あまり使わない言葉など)直感的に分かりづらいので、
この本の素晴らしい内容を理解するためには、「まずこの本を読みこなさなければならない」というハードルがけっこう高くて、内容が伝わりづらいのが、少し残念だなと思います。
(例えば、「創造的に生きるためには」と書かれていたりしますが、日常で「創造的」という言葉をあまり使わないので、「創造的になりたいです!」とすぐに思えなかったりします。
「あなたの才能を開花させるためには」というような言葉に置き換えて考えると、分かりやすいかも。)
でも正直、この本の内容はもっと多くの人が知ったほうがいい、素晴らしいことが書かれた本。
私は、この本を岡田斗司夫さんのユーチューブの切り抜き動画で推奨されていたので知りましたが、
中田敦彦さんもユーチューブ動画で、解説しながら、分かりやすく紹介されていました。
ということで、この本でかかれている実際に行うべき行動、あなたの夢を実現にうつすための2つのツールは、
①「モーニングページ」 A4ノート3枚に、毎朝、思いついたことを手書きで書く。
(何でもいいので、好きなことを書いてOK)
②「アーティスト・デート」 1週間に一度、楽しいことを探すためにする一人行動。
(何でもいいので、一人でちょっとワクワクするところに出掛けてみるなど)
ちなみに、近年出版された『ずっとやりたかったことを、やりなさい』の、
シニア(退職者)向けバージョンの本『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい』では、このツールがもう2つ増えて、
③「ソロ・ウォーキング」 1週間に2回、20分の散歩
④「メモ・ワール」 1週間に1度記憶を呼び覚まし、過去の人生を再訪する
この4つを実行することにより、『ずっとやりたかったこと』が現実にできるように、行動に移せる人生が送れるように指南されていました。
さて、実際に私は、「モーニングページ」と「アーティスト・デート」をしてみたのですが、
これが本当に、すごく良くて、頭が整理できる。
毎朝、思いついたことをA4用紙3枚に書き出すだけで、自分が本当にしたかったことに明確に気づけます。
個人的には、認知症予防にも良いイメージで、手書きで書くことで、頭が整理され、思いついたことを書いていくことによって、自分が本当は何をしたいのか?明確になっていく感じでした。
本は長いのですが、することは、ほぼこれだけ。
実行はこれだけですが、この本を読むとここでは書ききれない学びがたくさんあります。
本を読みこなすのが難しいと感じる方は、中田敦彦さんのユーチューブ動画などを見てから読まれても、内容が分かりやすくなるように思いました。