納税額日本一、斎藤一人さんのお話。
全話 10分ほどのお話、文字起こししてみました。
経営者の方はもちろん、そうでない方も、
「ついてる」と言いたくなるお話だと思いました。
みなさん、どうもご苦労様でした。(拍手)
えー、今から、ちょっと「時間は何分ですか?」って聞いたら、15分間あります。
それで、15分間で話してみます。
あの、上手くまとまるかどうか分からないんですけど、時間がないので始めます。
えーとですね、先ほどからホテルのかたも、
「何で? こんなに「ついてる、ついてる」って言って騒いでるんだろう?」、
これは、そう思いますよね?
えー、私はですね、6年日本一。
で、この6年日本一をどうやって成し遂げたんですか? っていう方がいるんですけれど、
私は、ついてるんです。
他の人は、実力なんです。
で、私は実力じゃないんです。
私はツキなんだよ。
それで、ツキっていうのは、何回も起こせるんだ。
何回も何回もツキを起こすには、どうしたらいいんですか? って言った時、
「ついてる」って言葉をいっぱい言うんだよ。
朝の出がけに、下駄の鼻緒がプツっと切れる。
その時、「普通の人」は、普通って、日本人は否定的な人がちょっと多いってことね。
「なんか悪いことがあるんじゃないか?」って考える人と、
「ただ、鼻緒が切れたんだ」って考える人、
それから、「今、鼻緒が切れて良かった。出先で切れちゃうと、面倒くさくてしょうがないのよ」。
分かりますか?
「今、切れて良かった」と思える人、
ただ思うだけじゃなくて言葉に出して、「あ、ついてたな」。
「ついてる」という言葉には、言霊といって波動があるの。
だから、「私はいつも、ついてるんだ」って言うと、ツキが回ってくるんです。
車をパッとこすられて、「ついてないな」って言っちゃいけないんです。
「俺は、ついてたんだ」ついてない奴なら、ここでぶつかって、死んじゃってた。
分かりますか?
と、「言うこと」が大切なんです。
否定的な奴に言うと、「本当に、ついてたら、そんなのぶつかりっこないよ」とかって言うけれど、
そんなことは、どうでもいいんです。
何て「言うか」によって違う。
日本で一番になるというのは、1億2千万分の一なんです。
2年続ける、ということは、「1億2千万かける1億2千万」。
3回続けるというのは、1億2千万またそれを、かけるかける…、かけるかける6、なんですよ。
そうすると、すごい数字が出てくる。
私はこの数字を知ってるけれど、今日は発表しません。(笑)
時間がありませんから。(笑)
私は来年も出来ます。再来年も出来ます。何度でも出来るんです。
「できる訳はなんですか?」
ついてるから。
よく、「斎藤さんを目標にするんだ」、「あの人を抜くんだ」。
止めなさい。
止めなさい、あなたは、実力。 私は運なんだ。
実力とは、自分の力。 運とは、天の力なんです。
天と人間が喧嘩して、勝てる訳がない。無駄な努力はよしなさい。
もし、私を抜くんなら、あなたも、うんと「ついてる」って言いなさい。
そしたらば、奇跡が起きるよ。
だから今日は「ついてる、ついてる」って、みんなが言ってるんですよね。
それで、じゃ、みんなツイてるんだから、
少しは、別の話しようよ。
もう、ツイてるって分かってるんだ、あの様子みてると、ツイてるって分かりきってて、どうも騒いでるな、
これは、当然ツイてる。
じゃ、ついてる日本漢方は、どんな経営方針ですか? って言った時に、
日本漢方は、「渡り鳥経営」というのをやってるんです。
「渡り鳥経営」って聞いたことないでしょ? ね、
本邦初公開です。(笑)
こんな経営方法があった。
えー、渡り鳥が空を飛ぶときにですね、先頭を中心にしてV字型になるんです。
見たことある人いるかな?
ありますよね。
V字型になって空を飛んでるんです。
なぜ、V字型になるんですか?っていうと、
一番最初の鳥が羽ばたくと、後ろに上昇気流が巻き起こるんです。
そうすると、その後ろに飛ぶ鳥は、飛距離が70%のびるんです。
分かりますか?
だから、そのまた後ろ、そのまた後ろ…って、つながって、V字型で進んでいくんです。
そうしないと、海を渡れずに途中で落ちちゃうんです。
分かりますよね?
その時、先頭が一番大変な思いをするから、鳥は鳴きながら飛んでいくんです。
分かります?
トップに対して、「頑張れよ」って鳴くんです。
私は聞こえるんです。
普通の人には「カア」とか聞こえちゃうんです、
私は「頑張れよ」、「頑張んなさいよ」、「もし疲れたら交代するよ」。
で、疲れると、トップは、すうっと下がるんです。
で、また、疲れを取った奴が、スッと前に出るんです。
それで、先頭がこういうふうにやって一所懸命飛びながら、海を渡るんです。
途中で、鉄砲で撃たれちゃう、怪我しちゃう、そういう鳥が出ると、
一羽がすうっと降りてくと、元気なのが二羽、付き添うんです。すうっと付き添うの。
それで、怪我が治るまで一緒にいる。
もし、この鳥が死んじゃったら、それをまた見届けて、
二羽は、ふぁーと旅立つ。
もちろん治れば三羽で飛んでいきますよ。
で、二羽だけになっちゃうと、よその渡り鳥の隊にすうっと合流するんです。
分かりますか?
日本漢方は、1番から10番まで表彰されるんです。
ウチは競争をした覚えが、一度もないんです。
同じ「きょうそう」でも、共に作り出そう、
この前は、芦川さんが、この先頭を、ずーっとトップを飛んでくれたんです。
で、トップの人は、一所懸命他の人に教えるんです。
普通、競争してたら教えないんです。
今回は、はなゑ社長がトップを飛んでくれたんです。
そして、みんなに上昇気流と同じように、みんながはなゑさんのところに習いに行ったんです。良いことがあると、みんな教えてくれるんです。
これが、良き仲間なんです。
誰一人、私達は置いていこうと思ってないんです。
この渡り鳥が、こんなに増えたんです。
それで、一人じゃ渡れないんです。この海は渡り切れないんです。
今、私達は、本当に未曽有の不況という海を渡っているんです。
その時に、みんなが力を合わせれば、一人の落後者もなく、この海を渡りきるんだ。
「ついてる私達」が選んだ方法。これが私がいう「渡り鳥経営」なんです。
「渡り鳥経営」っていいでしょ? ね? いいって言って。(笑)
私も飛びます。みんなも飛びましょう。
それで、前の人が起こしてくれる上昇気流に対して、「ありがとう」って言える人間になりましょう。
私たちは、万物の霊長です。
鳥に、できることが、なぜ? 私達にできないんだ?
そんなことは絶対ない、私達なら、やれるんです。
それが、日本漢方です。
どうもありがとうございます。
[終]