人間関係が上手くいくコツは、「いつも笑顔でいること」と、言われます。
でも、これを素直に受け取って、
いつも笑顔でいたらダメ。
笑顔でいたらいけないところは、笑顔を作らず、
その他のところを、笑顔でお願いします。
(いや、私がお願いするのも、変ですが。(笑))
以前書いた斎藤一人さんの、魅力をつける方法に、
「人の話に、相づちを打ちながら聞く」というのがあります。
人が話しているとき、
「そう」「そうなんだ」「それで?」
など、話にそわせて相づち、合いの手をいれる。
で、この時、楽しい話の時には笑顔で、
普通の話も笑顔で、
なるべく笑顔で聞いてオッケーですが、
悲しい話の時には、悲しそうな表情で聞くこと。
相手の気持ち、場面に合わせた表情が大切です。
相手が悲しい話をしているのに、笑顔で聞くのは、
「私の不幸が嬉しいの?」ぐらいに受け取られかねません。
笑顔でいることも、とても大切で、人の心をホッとさせますが、
それは、
自分を受け入れてもらった、話を気持ちよく聞いてくれた、という安心感で相手の心が心地よくなっているということ。
自分の悲しい気持ちを話しているのに、笑顔だったら、
自分の悲しい気持ちが伝わらなかった、受け止めてもらえなかった、と思われてしまします。
また、相手がバカにしたような態度をとって来たり、
理不尽なことを言ったり、したりしているのに、
笑顔でいるのはダメ。
この人は、意地悪をしても、笑顔で受け入れる。
何をしても大丈夫、
私の機嫌を取ってくる、
などとナメられることになり、
人からナメられては、幸せになれないので、
いずれ離れたいと思ってしまうと思います。
相手を幸せにすることも大切ですが、
相手からナメられないことも大切。
表情は、相手に自分の気持ちを伝えるメッセージ。
自分は、あなたを大切にして、心地よい関係を築ける、とても魅力的な人、
というメッセージを伝えつつ、
理不尽なことや、バカにする態度は受け入れないという、メッセージも伝えること。
感情的にならない、ということも大切ですが、
笑顔でいないことも大切。
人の中には、神様の分けみ霊、魂があるそうですが、
人を大切に、尊重することと同じように、
まず、自分を尊重し、自分の中の神様を大切にすることも大事なこと。
いつも笑顔でいるのは、
そのことをしっかりわきまえて、
自分も相手も幸せになれるように、表情を作っていくのがいいと思います。