人の会話は、この3つの言葉さえ知っていれば、なんとかなる?
「空気が読めていなくても、空気が読めているふうの会話術」。
かなり昔、NHKの番組で、発達障害の方が工夫して自らの特徴を乗り越えている体験談を放送していました。
30歳代の男性の方でしたが、その方は発達障害で、
① 空気が読めない
② 物を置いたそばから、すぐに失くしてしまう(短期記憶)
という特徴を持っていました。
その方の克服法で、
②の「物を置いたそばから、すぐに失くしてしまう」、という困りごとは、
そもそも物を置かず、常に持ち歩くという方法で解決。
入院病棟のナースさんが持ち歩いているようなウエストポーチをつけ、
(ナースさんたちが、ハサミやテープなど七つ道具を持ち歩いて、患者さんの処置に使うときのポーチ)
そのポーチの中に、携帯電話やペン、自分がいつも使うものを入れて、持ち歩くことで、失くしものを克服し、
今まで、すぐなくなって困っていた携帯電話などがなくならないようになり、
日常生活で、いつも物を探しているというような時間から解放され、とても助かったというお話でした。
また①の人間関係の中で「空気が読めない」、という困りごとに対しては、
自分自身では空気が読めていない、ということも分からずに過ごしていたそうですが、
人との会話で、相手の意図や場の雰囲気を考えずに話してしまい、
大学時代にバイト先の居酒屋で先輩から、「空気を読め!」と一喝されたことで、
自分は空気が読めていないんだと気づき、たくさんの本を読んで学んで解決法をあみだしたそうです。
その解決法、なんと3つの言葉で、大かたの会話を成り立たせることができるということ知ったそうで、それを活用して会話しているとのことだったのですが、
その3つの言葉を、
もはやニュアンスで覚えているという感じなのですが、
多分、「どうもどうも」と、「ホンマホンマ」(そうそう)と、「ありがとう」というような言葉だった気がします。
つまり、人の言葉を肯定した「相づち、合いの手」のような3つの言葉。
(歌でうつ、合いの手のような感じ。「ヨッ」「ハッ」みたいな。(笑))
(この合いの手が見事に入っていると、歌う方は非常に歌いやすい。)
実はこれ、納税額日本一の大商人 斎藤一人さんの人間関係を上手くするコツにも、当てはまるのですが、
先日、斎藤一人さんに教わった人間関係のコツの記事を書いたのですが、
人間関係では、
人の話をよく聞く、よりも、まず
人の話を聞くときに、頷きながら聞く、
「うん、うん」、「そうなんだ」、「それで?」、「へぇ~」などと言いながら、頷きながら聞く。
つまり、合いの手を入れ、相づちを打ちながら聞くことが大切で、
さらに、人の話には「わかるよ」ということが大切で、
それをすると、とても人間関係が上手くいきやすいのだそうです。
それに照らし合わせても、実は、この3つの言葉
(「どうもどうも」と、「ホンマホンマ」(そうなんだ)と、「ありがとう」)が、けっこう的を射ている気がするのですが、
まず、人と会ったら、「おはよう」などの挨拶、『どうもどうも』という感じ、
人の話を聞くときは、『ホンマホンマ』(そうなんだ)と相づちを打ちながら聞き、
最後は、じゃ『ありがとう』という感じで別れる。
というのが、この発達障害の方の空気を読んでる風の会話術。
『人間関係が上手くいかない人は、「人の話を聞いていない」わけでなく、本当は人の話をよく聞いている。
人の話をよく聞いていて、うなづくことを忘れてしまうと、人間関係はうまくいかない』と斎藤一人さんのお話で聞いたのですが、
人の話を聞いているだけではダメで、
それに対して「どんな反応をするか」が大切。
『例えば男性とドライブに行って、男性の話をよく聞いていたとしても、うなづきもせずにじっと聞いていると、
「つまんない女だな~」と相手は絶対思うからね』とのこと。
空気が読めない人が、急に空気を読むようになることは難しいかもしれませんが、
相手の会話の喜怒哀楽に合わせ、楽しい話題は笑顔で、悲しい話は真剣な表情で聞き、
相手の話にうなづき、「そうなんだ」「へぇ~」など合いの手を入れて聞く、と決めて置けば、7割ぐらいの場所で、場にそぐった反応ができるようになったとのこと。
人間関係は、自分の内面の心が美しく、悪意がなく、相手に優しい心を持っていたとしても、
それとは別に、
どういう反応を相手に見せるか、ということが、大切です。
相手の言葉について、
合わせた「相づち」を打つことで、
場に沿った返答になっていることが多い、ということだと思いますが、
実際に自分自身がその言葉を使っていきながら、周りの反応を見て、
改良、改善を繰り返すことで、
空気が読めない、という状況は、改善していくように思います。
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